人はね...やっぱり何処か変わるんだ

もし変わっていないとしたら

その頃から仮面を被っていたんだ

周りに溶け込む為に...誰かが求める仮面を付けていたんだ



だけど 君になら

長い付き合いのある君なら分かってくれると思ってた



君になら見せても良いと思えたんだ



だけど 見せちゃいけなかった

だって君は仮面を取った僕を

真っ直ぐに見てくれる事はなかったから

僕の唇から発せられる言葉の並びにも耳を傾けずに

通り抜けて行く言葉の流れもそのままに



瞳には昔の姿を映して 笑った



嗚呼 ダメだ...まともにその瞳を見てしまったら

僕は何もかもを失って今すぐにでも飛び降りる所だ



最後の最後に仮面を付け直した

昔昔のあの頃の

"変わらないボク"になる為に

死にたい死にたい



煩ぇよ



死にたい死にたい



煩ぇって言ってんだろ





お前のその言葉は聞き飽きた





そんなに死にたいなら
さっさと死ねよ



臆病者のお前が
寂しがりのお前が

自分から死ねるわけがない

どうせ無駄な足掻き
無駄な行動に終わるんだ





悲しむ者が居る事を
理解出来ないなら

悲しむ者が居ないなら





さっさと死ねよ





どうせ生きてたって
この先お前が世の中に貢献出来る事なんて
これっぽっちもないんだ



大気を汚して
酸素を減らして
食料を蝕んで



お前が生きてたって
世の中にはちっとも役に立たないから



だからさっさと死ねよ

冷たい海は好き？

狂暴な魚はどう？



嗚呼 君のその恐怖に満ちた顔



大好きだよ



だからはやく此処から堕ちて



これは制裁だよ

君が僕にした事 全ての



嗚呼 君の表情なんて
最初で最後なんだから
目に焼き付けておかなくちゃ



嗚呼 なんて愉しいんだ



二度と這い上がって来ないで

まるでそれは綱渡りのよう




細い糸の上を
目隠しで 歩かされる




僕の今の人生なんて
そんなものだ





与えられた糸の上を
目隠しして 歩かされてる





なんとも言えない悪寒が
爪先から頭のてっぺんまで駆け










一歩踏み外せば 闇の中

誰もが心の中に闇を持ってる





僕の中にあった小さな闇は
近頃 随分と成長した





始めは弄べる位の小さな小さな闇だった

だけど
少しづつ 少しづつ それは大きくなって
今ではコチラが弄ばれている様な気さえする





まだ最後の鎖が切れてないから自我は保たれているけれど





もしも コレが切れたら．．．